2009/08/07

されば地と隔たる器はなく、人を離るる器はない。それも吾々に役立とうとてこの世に生まれた品々である。それ故用途を離れては、器の生命は失せる。また用に堪え得ずば、その意味はないであろう。そこに忠順な現世への奉仕がある。奉仕の心なき器は、器と呼ばるべきではない。

柳宗悦のことば

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